趣味の珍奇植物

珍奇植物から庭の芝生まで広く浅く

塊根植物の冬支度

我が家には実生のパキポディウムグラキリスオペルクリカリア・パキプスが居ます。

特にパキプスはコンパクトなサイズで巨木を思わせる風格に憧れて良い株がないか探してたんですが、立派な現地球は高価で流石に手が出ない…。そこでまずはこの植物がどんな生態なのかを知るというアプローチ(本当は価格的に手が届くから)で初めて入手したコーデックス、塊根植物達です。

とりあえず室内へ

昨年の夏に入手してからは外で雨ざらしのほぼ放置というガバガバ管理でしたが、さすがに冬の時期に放置する度胸はなかったので12月ごろから室内に取り込みました。

といっても日中はエアコンの効いたリビングの一角で、よく日の当たる窓際に並べているだけで特別なことは一切していません。専用の温室に入れたり、高価なLEDライトを当てたりとても大切に育ててる方が多い品種ではありますが元々が過酷な環境に自生している植物なのであまり気にしなくて良いのでは、という考えです。

 

グラキリスとパキプス

グラキリス2021年の実生とのことですがまだまだ小さい。根本から二手に分かれるダブルヘッドで、片方のヘッドは上部でさらに5〜6頭くらい分頭した変な形。根本の分岐から上付近は明らかに徒長してるっぽいですがここからどんな形になるのか楽しみな株です。

パキプスは2017年の実生、今年で6年目ということで入手しています。このサイズで6年目…。ベアルートで入ってくる立派な現地球達が過ごしてきた悠久の時を思うと気が遠くなりますね。

 

でも、小さいとはいえ幹肌には荒々しいテクスチャの片鱗が見え始めていて既にかなりカッコいい。枝も低い位置で2方向に分岐していて見応えがあり、こちらも将来が楽しみな株です。

 

休眠に入る前は紅葉してから落葉すると聞いてたので楽しみにしてましたが、部屋の中が思いのほか快適なのか葉っぱ半分以上が残っています。紅葉もほとんど見られませんでした。実生株だと日本の環境に順応してかなり寒くならないと落葉もしないのかもしれません。

 

温室が欲しいよね…

2株とも寒くなってから全くと言っていいほど水を吸わないので水やりは月に一度だけ。世話らしい世話はしておらず、たまに霧吹きするという程度です。グラキリスは本格的に水が切れてくると明らかに萎むので水やりのタイミングが分かりやすく初心者にも優しいと感じています。

 

今年の冬はこのまま管理しますが、次の冬は別の方法を試してみたい。できれば年中外で管理したいのです。

温室を建てて地植えにできると1番いいんだけどなぁ。